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脚のだるさ・むくみ・こむら返り、もしかしたら下肢静脈瘤かも!?

PR作成:2018.9.6更新:2020.5.13

「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」という病気をご存じですか?誰もがなる可能性のある「脚の静脈の病気」で、脚がだるくなったり疲れやすくなったり、むくみやこむら返り(脚がつること)を引き起こしたりするそう。若い女性でも「かくれ静脈瘤」の人は多いそうなので、むくみやだるさで悩んでいる人はぜひ読んでみて。

目次

下肢静脈瘤ってなに?

「昔から脚がむくみやすい」という吉田夏海さん。常に脚がむくんでいるようで、1日の終わりにはだるさを感じたりすることも多いそう。

むくみやだるさの原因になる「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」という病気があると知って、専門医である岡本慎一先生に、下肢静脈瘤の症状や原因、治療方法などを教えてもらいました。

下肢静脈瘤はこんな病気です

・脚にクモの巣のような細かい血管が目立つ
・脚の血管がコブのようにボコボコふくらむ

下肢静脈瘤で一番多いのは、ふくらはぎや太ももの血管がコブみたいにふくらんだり、細かい血管が増えたりする、というもの。年配の女性の脚で見たことのある人もいるのではないでしょうか。

「よかった! 私の症状とはだいぶ違いますね」

「安心するのはちょっと待ってください。これらの症状は少し進行してから出るもの。わかりやすい症状がなくても下肢静脈瘤になっている人はいるんですよ」

他にもある! 下肢静脈瘤のこんな症状

・脚がむくむ
・脚がだるい、重い
・脚がつる
・脚が疲れやすい
・脚がビリビリする
・脚が痛い
・脚がほてる
・脚がかゆい

「えっ! こんな症状も!? 私、結構あてはまるかも…」

なんと、30歳以上の女性の半数以上が発症!

下肢静脈瘤は女性がとくになりやすい病気で、30歳以上の女性では55〜75%が発症するんだそう!このグラフだと10代と20代が一緒になっているから数値が低いけれど、日々の診察をしている岡本先生がいうには「20代後半の女性もかなり受診されますし、発症している方も多いです」とのこと。

そもそも、なぜ下肢静脈瘤が起こるの?

血管には「動脈」と「静脈」があって、「動脈」は心臓から送り出された酸素や栄養を含んだ血液を全身に送り届けます。一方で「静脈」は、不要になった二酸化炭素や老廃物を回収して心臓に戻す役割をしています。

脚の「静脈」は、重力に逆らって血液を戻さなければいけないので結構大変。そこで、重力に負けて血液が戻ってしまわないように、「静脈」には「逆流を防止する弁」があるのです。

下肢静脈瘤は、この弁が壊れてしまい、不要な血液が心臓へ戻らずに脚へまた戻ってしまう病気なのです。戻った血液によって「静脈」がふくらみ、皮膚を持ち上げることでコブのように見えます。

また、戻ってきた血液は酸素や栄養分をあまり含んでいないため、脚のだるさやこむら返りの原因となるのです。栄養不足が慢性化してしまうと、皮膚の新陳代謝も低下して、脚が黒ずんだり皮膚がガサガサしてしまったりもするそう。

「皮膚まで黒ずんでくるなんて怖い…! でも、どうやったら、自分が下肢静脈瘤かどうかわかるんですか?」

「安心してください! 検査はとっても簡単にできるんですよ」

超音波(エコー)検査で簡単にチェックできます

用意されたショートパンツにはき替え、まずは先生が血管や皮膚の様子を直接診察します。その後、超音波(エコー)検査で静脈の状態をくわしく検査。体の表面に接触させるだけなので、痛みも体への負担もありません。

検査の結果、夏海さんの静脈の直径は右脚が4mmで、左足が4.5mm。通常は2mm以下で、それより大きいと下肢静脈瘤という診断になるそうです。

脚のむくみの原因が静脈瘤だったとわかって、夏海さん本人もびっくり!
ただ、まだそこまで進行しているわけではないため、着圧のストッキングやマッサージなどで様子を見ていて大丈夫だそうです。

※むくみの原因は他にもいろいろあるため、「むくんでいる=下肢静脈瘤」という訳ではありません。

もし下肢静脈瘤だった場合はどう治療するの?

下肢静脈瘤の治療には、「圧迫療法」「硬化療法(注射)」「手術」「血管内治療」があります。

【逆流のない細かい血管に対して】
逆流のない軽症の血管に対しては、弾性ストッキングなどの「圧迫療法」や、セルフケアなどで症状をやわらげます。また「硬化剤」を注射することで、細かい血管が目立ちにくいようにします。

【逆流のある太い血管に対して】
一方、逆流のある太い血管に対しては、「血管内治療」や「手術」を行います。以前は「手術=入院」でしたが、現在では「切らずに」「日帰り」で治療ができるそう。

血管内にカテーテルを通して、レーザーや高周波の熱で悪い血管を焼いてしまう治療法が一般的とのことで、時間は全体で10〜30分。すぐに歩いて帰れるというのもうれしいですね。

こちらは「血管内治療」の術後3週間の症例の1つ。左がビフォーで、右がアフターです。むくみやだるさで悩んでいた27歳の女性ですが、むくみがとれて、足首周りがすっきりしました。老廃物を含んだ血液がたまらなくなったため、脚全体の色も白くなっています。ちなみに、ふくらはぎにある虫刺されのような赤い跡が治療の跡だそう。

「すごーい! 1回の治療でこんなに改善されるんですね! 私もむくみやだるさが本格的につらくなってきたら、治療をお願いしようかな…」

今回お世話になったのは…

岡本慎一先生
医学博士。医療法人社団康静会 理事長。赤羽静脈瘤クリニック、金沢静脈瘤クリニック院長。世界3大ミスコンテストである「ミス・ワールドジャパン」の審査員かつ公式ドクターも2年連続で勤める。

日本脈管学会が認定する脈管専門医というだけでなく、下肢静脈瘤の血管内焼灼術指導医としても認定されている岡本先生。お医者さんを指導する立場だそうで、下肢静脈瘤の「血管内治療」の腕前はピカイチです!

赤羽静脈瘤クリニック
〒115-0045
東京都北区赤羽2丁目15-10 山田ビル3階
(JR赤羽駅から徒歩3分)

診療時間
月・火・木・金 10:00〜18:00
土 10:00〜17:00

休診日
水曜・日曜

ご予約・お問い合わせは
0120-162-026

レポートしてくれたのは…吉田夏海さん
10代の頃からモデルとして雑誌を中心に活躍。現在はヨガインストラクターとしても活動している。

Photographer/Yohei Fujii(PEACE MONKEY) Model/Natsumi Yoshida Text/Yuka Ozaki

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